ほどほどのすすめ 池田清彦 読んでみた
池田清彦著「ほどほどのすすめ」を読んでみました。
こんにちは、ばっきーです。
池田清彦さんというと、「ホンマでっかTV」にほぼレギュラーのように出演する、人気の大先生です。
他の大先生方と比べて、知識の幅がものすごいと感じますね。
専門分野が何かは知りませんけど、いろんな話題に突っ込んでいけるのがすごい!
で、実家に帰省したときに父親が買ってたので、一気読み。
内容は題名どおり、何でもほどほどにしていけば、うまくいくし地球全体としてじょうずにやっていける、という内容でした。
サブタイトルの「強すぎ・大きすぎは滅びへの道」というのはちょっとしっくり来なかったかな。
文章自体はすごく簡単です。
内容としてもかなり簡略化されていて、読みやすいように書かれている印象。
何かをしっかり詳しく書いているのではなくて、全体的に浅く広く知識を得られる本です。
本来、自然に任せていたらいい感じに人間社会も進んでいったはず。
それが、人口を爆発させて、資本主義を爆発させて、ほんの一部の人間たちの快楽のためにものすごい搾取が行われるようになってしまったために、こんな生きにくい世の中になっている、ってことです。
例えば、自然界で人間ほど多い種族はいないわけです。
過度に発達した医療や何やらで人間の数が増えすぎてしまった。
人間の数が増えるとどうしても食料が足りなくなる。
食料をめぐって争いが起きるわけです。
自分たちが攻撃したら、他からの攻撃にびくびくしないといけなくなって、生きにくくなる。
また、資本主義はとにかく何かを買わせよう、という世界。
消費をあおりまくる世界ですよね。
テレビにしても雑誌にしても、ほとんどが「これいいよ、買えよ、買えよ!」っていう内容です。
何かを買って使うには、どうしてもエネルギーが必要になります。
化石燃料ではあれだから、原子力発電に進んでしまう。
原発は電気代が安いよー、とはいうけど処理費用とかを考えるとまったく採算が合わない。
事故が起きたら危なすぎる。
一部のコンプライアンスを守らない政治家が自分たちのためだけに原発推進している。
などなど。
普段から私がぼやーっと思い描いていたことを、いい感じに文字化してくれた感じがあります。
読みながら「そうそう、そうだよな!」と思う部分がほとんどで。
「ほんとにそうか?」と思う部分は特に感じられませんでした。
書かれている内容は深く掘っていけば、どこまででも掘れる内容です。
そんな内容を分かりやすく書いている一冊。
難しいことを難しく話すのは簡単です。
でも、池田清彦大先生は難しいことを簡単に、一般人にも分かりやすく書いてくれています。
かなりデキる先生なんだろうな、と再確認しました。
ということで。
日常に疑問を持っているあなた!
池田清彦先生の本を読んでみたいあなた!
ホンマでっかTVが好きなあなた!
読む価値あります!
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